プラグイン・連携サービスをご紹介いただくのは?
kintone エバンジェリストのメンバーが、おすすめするプラグイン・連携サービスを定期的にご紹介していくこの連載。今回は、瀧村孝一(キンボウズ)さんにkintoneのおすすめプラグイン・連携サービスをご紹介いただきます。それでは瀧村さん、お願いします!✨
kintone エバンジェリストとは?
あふれんばかりのkintoneへの愛と豊富な知識や経験を持ち、kintoneのあらゆる可能性をオープンな場で、公開・発信し続ける 個人を対象にサイボウズが公認した方です。(詳しくはこちら)
自己紹介
お久しぶりです。キンボウズです。
kintone界隈ではキンボウズって呼ばれることが多い、kintone エバンジェリストの瀧村です。
最近は、kintone導入以外に色々なYouTubeチャンネルで喋ってたりします。見たことある坊主でしょうか?
この「おすすめ連携サービス紹介記事」では過去に2回登場しています。
瀧村さんに過去寄稿いただいた記事はこちら!
▷ オフラインでもkintone?! kintoneエバンジェリストがオススメする一度は試してほしいサービス
▷ 連携できないって諦めていない?kintone活用の幅を広げる連携サービスを紹介
名刺交換、どうしてますか?
最近はkintoneとAIの組み合わせで盛り上がっていますが、kintoneのいいところは色々なサービスと連携できるところですね。今回紹介するのは名刺管理に活用できるkintone連携サービスです。
紙の名刺以外に、最近ではQRコードなどを使ったデジタル名刺も普及しています。名刺交換したあと皆さんどうしていますか?名刺フォルダーに入れて保管しているだけだと、いざ名刺の情報を使いたい時に活用しにくくないですか?
私のおすすめ連携サービス:名刺管理アプリpew
名刺には様々な情報が記載されています。kintoneの標準機能だけでこれらの情報を登録しようとすると、手入力をする必要があります。数枚の名刺であれば手入力でのレコード登録でもいいですが、何百枚何千枚の名刺情報をkintoneに登録するのは大変ですよね?既にデータとして名刺情報があるのであれば、kintoneにインポートすれば良いですが、名刺フォルダーに入れているだけだとデジタル化は大変。
そこで、pewというkintone連携サービスを使えば、モバイルアプリで名刺の写真を撮るだけでkintoneに名刺情報を登録することが可能です。
・名刺管理アプリpewの詳細はこちら

△アプリ画面
■OCR機能で名刺情報を自動入力
写真を撮るだけで、名刺に記載している情報を自動でkintoneにレコード登録。pewアプリから編集した場合、kintone内の情報も自動更新。勿論、kintoneで編集した情報はpewアプリにも反映されます。かなりの枚数写真を撮って登録してみましたが、ほぼ間違いなく読み込んでくれました。
OCRの性能はいいかと思います。気になる方は14日間無料で利用できるので性能検証してみてください。

△アプリから名刺画像読み込み

△pewで登録したら、自動的にkintoneにレコード登録
■名刺の重複登録は避けたいところ
Aさんと名刺交換する人は社内で1人だけとは限りませんよね?複数名同じ人と名刺交換するケースも多いので、名刺登録時に既に登録している名刺の登録は避けたいところ。
pewに登録している名刺を再度登録してみると、名刺登録されてるから更新しますか?と表示されました。
同じ方の名刺を複数登録されてしまうってことは防げそうですね。

名刺情報を共有することもあると思います。アプリからLINEやメール、AirDropなどスマホの共有機能を使って名刺情報を共有することも可能です。この場合、相手がpewを使っていなくても情報共有可能です。勿論kintoneの利用がなくてもOK。
■アプリの利用数に制限はなし!!
kintoneは1ユーザー単位での契約が必要ですが、pewはドメイン単位での契約になります。つまり何人使っても金額は変わりません。ただ、月に登録する枚数は1000枚までとなっています。月に1000枚以上の名刺を登録する場合は、追加で費用が発生します。
ここで疑問点として「導入初期はたくさんの名刺登録するから、1000枚を超えるのではないか?」という点です。この場合、月額契約の場合は月に1000枚まで登録できて超えた分は追加で費用が発生します。年額の場合は、1000枚×12ヶ月の12,000枚スタートとなります。過去に交換した名刺全てをkintoneに登録させたい場合は、枚数によっては年額契約の方がいい場合もありますね。
・名刺管理アプリpewの詳細はこちら
kintoneと繋がる名刺管理サービス
名刺管理アプリpew以外だと、Eight Teamもkintoneと繋がる名刺管理サービスです。
Eight Teamの場合、スキャナーと連携して名刺の情報を読み込むことが可能です。また、名刺の登録数に上限がないので、扱う名刺の数から利用する連携サービスを選択するのも1つかと思います。Eight Teamは30名未満など小規模組織でのご利用が多いようなので、それ以上となるとSansanの検討とサービスの棲み分けがされています。
・Eight Teamの詳細はこちら
・Sansan with kintoneの詳細はこちら
- 名刺を交換するだけで終わっている。
- 名刺を会社の大切な資源として活用できていないと感じている。
そんな方は、kintoneで名刺情報をもっと活用してみませんか?
瀧村さんありがとうございました!
今回のおすすめプラグイン・連携サービス紹介はいかがでしたか?
今回執筆してくださった瀧村さんについてもっと知りたい方は、kintone エバンジェリスト公式HPのプロフィールから、発信媒体などをチェックしてみてください!
▽kintone エバンジェリスト 公式HP 瀧村さん個人ページ
https://www.kintone-eva.cybozu.co.jp/takimura-koichi
▽kintone エバンジェリスト 瀧村さんインタビュー
https://www.kintone-eva.cybozu.co.jp/post/kintone-eva-011
▽キンボウズブログ(瀧村さん個人ブログ)
https://kinbozu.co.jp/media/
それでは、次回のおすすめ記事もお楽しみに!
※本記事は2025年9月時点での内容で執筆しています。
最新の情報はkintoneプラグイン・連携サービスページ内から、各プラグイン・連携サービス詳細ページご覧ください