kintoneを導入したけれども、社内のやりとりはチャットサービスを利用している。kintoneをチャットサービスと連携させて、便利に使いたい。そんな企業様も多いのではないでしょうか?
実際のkintoneユーザーの方からも、
「kintoneにレコードが登録されたら、チャットサービスに通知したい」
「チャットサービスからkintoneを操作したい」
など、チャットサービスとkintoneを連携させ、業務効率化したいという声を多く聞きます。
そこで今回は、kintone とチャットサービスを連携できる便利なサービスをご紹介します!
連携すると何が便利になるのか?
kintoneとチャットサービスを連携するメリットは以下の通りです。
- 普段使い慣れているチャットサービスに情報を集約できる
- kintoneの更新内容に気付きやすくなる
- チャットサービスへ通知する際、チャットサービスの文面にkintoneの値を利用できる
- チャットサービスからkintoneへデータ入力できる
kintoneとチャットサービスを連携することで、スムーズな情報管理を実現できます。
どんなチャットサービスと連携できる?
kintoneはAPIを公開しています。そのため、チャットサービスもAPIを公開していれば連携可能です。APIを公開しているチャットサービスはいくつかありますが、なかでもkintoneとの連携をよくご希望いただくチャットサービスは
- Microsoft Teams
- Google Chat
- LINE WORKS
- Slack
- Chatwork
の5つのチャットサービスです。これら5つのチャットサービスはkintoneとの連携のニーズが高く、サイボウズのさまざまなパートナー企業から連携サービスがリリースされています。
kintoneとチャットサービスを連携するkintone連携サービスは?
具体的な連携サービスをチャットサービスごとに紹介します。なお、連携サービスはkintoneのために作られた「kintone専⽤機能拡張サービス」と「外部連携サービス」があり、分類して紹介します。
Microsoft Teams
kintoneとMicrosoft Teamsを連携するサービスは以下のサービスがあります。
kintone専⽤機能拡張サービス
- gusuku Customine
- Smart at message for kintone
外部連携サービス
- ASTERIA Warp Core
- BizteX connect
- CData API Drivers
- Coopel
- DataSpider Servista
gusuku Customineはkintoneのカスタマイズをノーコードで実現できるサービスです。「やること」と「条件」を選んでkintoneのカスタマイズが可能です。「やること(Jobrunner)」の中に「(各種チャットサービス)にメッセージを投稿する」という機能があります。Microsoft Teams、Googlechat、Slack、Chatworkと連携できます。
Smart at message for kintoneはkintoneの情報をチャットサービスに送信するプラグインです。今回、紹介するサービスの中で唯一、kitntoneプラグインとして提供されています。Microsoft Teams、LINE WORKS、Slack、Chatworkと連携が可能です。
ASTERIA Warp Coreは、データ連携ツールASTERIA Warpの機能を活かした、業務自動化を実現するBusiness Automation Platformです。kintoneやチャットサービスのコネクタが用意されており、そのコネクタを利用して連携できます。
BizteX Connect は各種クラウドサービスをノーコードで簡単に接続し、自動化フローの作成ができるアプリケーション連携プラットフォームです。各種チャットサービスとのコネクタが用意されているため、プログラミング不要で接続が可能です。
お好みのBI、帳票、ETL、DWH、IDEから、ODBC/JDBC/ADOでkintone内のデータをシームレスに連携するドライバー製品です。こちらもチャットサービスのコネクタを保持しているため、ノーコードで連携が可能です。
Coopelは、Webブラウザ、Excel、クラウドサービスの操作自動化ができるRPAです。kintoneやMicrosoft Teams、Slackとのコネクタが用意されており、連携が可能です。
「ノンプログラミング」で多種多様なシステムとデータをつなぐことができる高速処理データインテグレーションツールです。DataSpiderのGUI開発ツールを使用すれば、アイコンを繋げて処理フローを記述するだけで連携が実現できます。
GoogleChat
kintoneとGoogleChatを連携するサービスは以下のサービスがあります。
kintone専⽤機能拡張サービス
Google Chatとの専用の連携方法を搭載しているのはgusuku Customineだけです。Microsoft Teamsと同様にgusuku Customineの「やること」で設定可能です。
LINE WORKS
kintoneとLINE WORKSを連携するサービスは以下のサービスがあります。
kintone専⽤機能拡張サービス
- Joboco
- Smart at messege for kintone
外部連携サービス
- ASTERIA Warp Core
- BizteX connect
- DataSpider Servista
JobocoはLINE WORKS上で動くBotサービスです。Jobocoを設定したLINE WORKSのトークルームにメッセージを投稿すると、kintoneからのデータ呼び出し、LINE WORKSからkintoneへデータ登録、LINE WORKS上でkintoneのデータ参照ができます。
Slack
kintoneとSlackを連携するサービスは以下のサービスがあります。
kintone専⽤機能拡張サービス
- gusuku Customine
- Smart at message for kintone
外部連携サービス
- ASTERIA Warp Core
- BizteX connect
- CData API Drivers
- Coopel
- DataSpider Servista
kintoneはSlackと標準機能で連携ができます。しかしSlackへ通知できるのはプロセス管理の通知のみ。その他の通知には対応していません。プロセス管理以外の処理で通知を希望される場合は、連携サービスの利用がおすすめです。
Chatwork
kintoneとChatworkを連携するサービスは以下のサービスがあります。
kintone専⽤機能拡張サービス
- gusuku Customine
- Smart at message for kintone
外部連携サービス
- ASTERIA Warp Core
- Biztex Connect
- CData API Drivers
- DataSpider Servista
以上、kintoneとチャットサービスを連携させる方法でした。なお、どの連携サービスが適切か相談したい向けに導入相談窓口を設けています。こちらからお気軽にご相談ください。