昨夏にkintone連携がリリースされた、フォーム作成におすすめのサービスとは?

昨夏にkintone連携がリリースされた、フォーム作成におすすめのサービスとは?

連携サービスをご紹介いただくのは?

kintone エバンジェリストのメンバーが、おすすめする連携サービスを定期的にご紹介していくこの連載。今回は、峠 健太郎さんにkintoneのおすすめ連携サービスをご紹介いただきます。それでは峠さん、お願いします!✨

kintone エバンジェリストとは?
あふれんばかりのkintoneへの愛と豊富な知識や経験を持ち、kintoneのあらゆる可能性をオープンな場で、公開・発信し続ける 個人を対象にサイボウズが公認した方です。(詳しくはこちら

自己紹介

こんにちは! サイボウズ公認kintone エバンジェリストの峠 健太郎です。 

私のことはご存知ない方がほとんどだと思います。
私はインフラSEとしてキャリアスタートしていますが、その後はいかに楽をして業務成果を出せるかを考える立場にシフトしてきました。 

今回で2回目の記事の投稿になります。
前回の記事はこちらで、ATTAZoo+」と「gusuku Customine」についてご紹介させていただきました。kintone エバンジェリストによる【あなたのkintone力"拡張"を支えてくれる】おすすめ連携サービス紹介!

現代では誰しもが忙しい。
私も経験してきましたが、業務は常に渋滞しており次から次にお仕事が生まれてくるわけですから、便利に働けるように環境を整え続けるのはkintone管理者の至上命題とも言えます。 

そんなkintone管理者に朗報!
利用ユーザが非常に多いフォーム管理ツールがkintone連携できるようになりました。 

私のおすすめの連携サービスは「formrun 

今回おすすめする連携サービスベーシック社のformrunです! 
皆様、formrun(フォームラン)をご存知でしょうか?

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画像出典:formrun | 株式会社ベーシック 製品公式ページ

一言で言ってしまうとフォーム作成管理ツールです。 kintoneユーザの皆様にとってフォーム作成ツールといえばやはりフォームブリッジが挙がるかとは思います。

しかしこのformrun、すでに国内30万ユーザを超える利用があり、フォームツールとしては日本で最も利用されているらしいんです。 そんなformrunが昨夏からkintone連携に対応したということで、これは大注目ですよね。

・formrunの詳細はこちら

formrunの用途、プラン

formrun利用用途は様々ありますが、資料請求、お問い合わせ、イベント申し込みやアンケート、社内申請といった、フォームを使って入力するものであれば、様々なシーンで活用できます。 

単体で利用することもできますし、kintoneとも連携できる。kintone以外の製品でもいくつか連携可能です。
formrunの利用ユーザが多い理由の1つに月額無料のFREEプランの存在がありそうです。(kintone 連携には別途後述のオプション契約が必要) 

※その他の基本プラン 
BEGINNER :¥ 3,880/月
STARTER :¥12,980/月
PROFESSIONAL :¥25,800/月
機能が限定されているとはいえ、無料で利用できる部分があるってめちゃくちゃありがたいですよね。 

kintoneはヘビーに使っているもののフォーム利用は一時的なイベントでごく小さい範囲で構わない...という場合に非常に有用です。 ただしformrunがFREEを含むどのプランにおいても、kintone連携には1フォームごとに980円/月のオプション契約が別途で必要です。

つまり
月額980円でkintoneと連携するフォームが作れて運用できてしまう。やすっ。 ちなみにFREEプランでも他の有償プランと同様のセキュリティ対策が施されているので安心ですね。 

フル機能を使える試用期間ももちろんあり、期間は14日間です。 ちなみに「無料ではじめる」ボタンを押してログインすれば、あとはアンケート3クリックだけでもうフォーム作成を始めることができます。はやっ! 
※「無料ではじめる」はFREEプランの登録なので、利用できる機能に制限があります。BEGINNERプランの無料トライアルに申し込めば全ての利用が可能です。 

formrunでフォームを作成する

フォームの作成もテンプレートが多数用意されています。 せっかくなので全部列挙してみようと思ったんですが、数えたら128種類もあったのでやめておきます(笑 

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テンプレートは業務別で用意されています。
画面左側に「希望に近い使い方を選んでください」とありますね。 kintoneのアプリテンプレートを選ぶ画面と非常に似ているので迷子にならずに済みそうです。 

使いたいテンプレートが見つかったら、もちろんカスタマイズが可能です。
それこそkintoneでアプリを作成するように、項目をドラッグ&ドロップすればどんどん追加できます。うわー簡単。 

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「評価ボタン」や「尺度ボタン」ってのもありますね。 アンケートフォームを作りたくなってきます(笑  他にも、マトリックス選択ができたりデザインを調整することもできますし(※BEGINNERプラン以上での対応)、 bot対策としてreCAPTCHAを設置することもできますよ! 

編集内容を保存すると、URLとQRコードと埋め込みコードが案内されます。 
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QRコードもパッと作ってくれてるのは嬉しいですね! これでもう完了です。めちゃくちゃ簡単ですね。 フォームの作り方もkintoneアプリ作成と同じ操作なので、kintoneユーザにも馴染みやすそうです。

formrun単体で便利に使える!


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管理画面のフォーム一覧です。

左側のリストに回答、回答集計、ダッシュボードといった項目があります。
これはkintone連携がなくともformrun単体でも回答集計やグラフ化が可能であることを示します。

kintoneとの連携

もちろんformrun単体でも便利に使えそうですが、kintoneアプリと連携することでより高度なデータ管理ができそうですよね。 

formrunがkintoneと連携できるようになったのは2023年の夏頃からです。 formrunに入力されたデータは、kintoneアプリ上にレコード作成や上書きができます。

連携の設定ももちろんノーコードで可能です。formrun側の項目とkintoneのフィールドをドロップダウンから選択して結びつけるだけで設定は完了します。上書きと新規作成もマウスでチェックするだけで分けることができます。
フォームに入力されたデータのkintone連携不備が起こった場合はメールで通知してくれる機能もあり、これもありがたいですね。

先ほどサラッと書きましたが、フォームを準備するだけなのにkintone側のレコード上書きも対応できるってめちゃくちゃありがたいことでは? 重複入力は弾きたい、もしくは入力情報を更新したい、しかしマイページを作るほどではない...という場合には非常に有用です。

1フォームあたり980円/月のkintone連携オプションは必要になりますが、たくさん連携したいという場合はボリュームディスカウントにも対応しているようです。
 

kintoneに連携するほどではないというフォームもあるでしょうし、kintoneで高度な管理をしたいということもあるでしょう。はたまたkintone以外のアプリケーションに連携したいということもあるでしょう。
formrunはkintoneはもちろんのこと、さまざまな外部ツールと連携が可能です。 

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画像出典:formrun | 株式会社ベーシック 製品公式ページ 

formrunの便利な機能

formrunの便利な機能はまだありまして、フォームの入力完了率を上げる仕掛け(別途オプション契約必要)があります。ここでは2つをご紹介します。 

1.入力フォームの最適化(EFO) 
2.最短でアポイントを獲得するための日程管理ツール連携

1.入力フォームの最適化(EFO) 

専門知識はないけどフォームを作って、申し込みや問い合わせをスマートに管理したいという担当者さんは多いと思います。 しかし結局データの入力精度が低くて担当者が手動で修正しないといけないとか、そもそも入力不備で離脱されてしまう...というお悩みもあることでしょう。 EFOはそんな場合に非常にありがたい補助機能です。 

下記画像
の各機能は入力する側としてはよく見る機能ではありますが、いざ実装するとなると難しいのでは?確かにkintone側では実装が難しい機能ばかりです。

それが
formrunであれば数回チェックボタンをマウス操作するだけで実装できてしまいます。 入力者からの信頼感もアップしそうで、EFOは個人的には最もおすすめしたい機能です。

kintoneに入力されたデータを見る時に精度が高い、整った形式になっていることは管理者として本当にありがたいことです。
 

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画像出典:formrun | 株式会社ベーシック 製品公式ページ 

2.最短でアポイントを獲得するための日程管理ツール連携

他にもbookrun(ブックラン)という日程調整ツールとの連携も可能です。 これはformrunで作成したフォームの中に日程調整ツールを埋め込んでそれもkintoneと連携できてしまうというこれまたありがたいツールです。 

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イベント後のアンケートをとりつつ、必要に応じて担当者との打ち合わせ調整まで1つのフォームで済ませるという用途がイメージできますね。
他にも日程調整の時点で簡単な事前情報をもらっておきたい場合にも使えそうです。 もちろんこのデータをkintoneに登録して先に議事録を用意しておくということもできます。 

おわりに

formrun単体でも回答を集計したりグラフ化する機能もありますが、kintone連携によりさらに高度なデータ管理が可能なのは、kintoneを普段触っている方にはイメージしやすいのではないでしょうか。 

kintone連携オプションがリリースされてまだ1年経っていませんが、今後もたくさんアップデートしていく予定があるとの噂は耳にしています。要望をたくさん上げていけばさらに高度な連携が可能になるかもしれませんね。
 

ノーコードでフォームを作ってkintoneと連携させ、さらにはEFOもやりたいという方
はぜひformrunを触ってみてくださいね。 それでは、また。 


・formrunの詳細はこちら

峠さん、ありがとうございました!

今回のおすすめ連携サービス紹介はいかがでしたか? 

formrunの魅力をたっぷりとご紹介いただきました! 
kintoneとの連携開始からまだ1年未満ということで、とてもホットな情報だったのではないでしょうか!? 
単体での利用も便利そうですし、kintoneと連携すればより簡単に、より高度に情報管理ができそうですね✨

今回執筆してくださった峠さんについてもっと知りたい方はぜひ、kintone エバンジェリスト公式HPのプロフィールから、発信媒体などをチェックしてみてくださいね!

▽kintone エバンジェリスト 公式HP 峠さん個人ページ
https://www.kintone-eva.cybozu.co.jp/touge-kentaro 
 
それでは、次回のおすすめ記事もお楽しみに!  

※本記事は2024年5月時点での内容で執筆しています。
最新の情報はkintone拡張機能ページ内から、各連携サービス詳細ページご覧ください。