6つの連携サービス全てで高評価を獲得! 定番の理由は安心の実績と

6つの連携サービス全てで高評価を獲得! 定番の理由は安心の実績と"簡単"に使えること

サイボウズのパートナー評価制度であるCybozu Partner Network Report(通称:CyPN Report / サイパンレポート)。2023年度版が発表され、サイボウズ製品の連携サービス(拡張機能)を評価するエクステンション部門にて、提供しているkintone連携サービス全てで星を獲得したトヨクモ株式会社。

今回は受賞を記念して、取締役 自治体/エンタープライズ担当の 田里 友彦氏 および マーケティング本部 プロモーショングループ マネージャー 中井 康喜氏にお話を伺いました。

■ 製品概要
kintone同様簡単操作でkintoneをもっと便利にする6製品。
計1万件以上のご契約。

■ kintoneとの連携内容
フォームブリッジkintoneライセンスのない人がkintoneにデータを直接登録
kViewerkintoneライセンスのない人にkintoneのデータを公開
プリントクリエイターkintoneから1クリックで帳票作成
kMailerkintoneの情報をもとにメールを送信
データコレクト複数のkintoneアプリをまたいでデータを集計
kBackupkintoneのデータをカンタンにバックアップ




受賞に関する喜びの声

CyPN Reportでの受賞おめでとうございます。

田里:ありがとうございます。契約数を考えても、お客様からご評価いただけている実感があります。また、今回はサイボウズのパートナー企業様からの評価も反映されているとのことで、嬉しい限りです。

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取締役 自治体/エンタープライズ担当 田里 友彦さん

中井:とても光栄です。今回は提供している6つの連携サービス全てで星が獲得できましたが、3つ星はそのうち3製品でした。来年は全て3つ星を獲得できるように頑張りたいですね。

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マーケティング本部 プロモーショングループ マネージャー 中井 康喜さん

提供している全kintone連携サービスで星を獲得されています。最近の導入実績について教えていただけますか。

田里:6製品合わせた連携サービスの契約数は現在の契約数で1万件を超えており、非常に多くのお客様にご利用いただいています。kintoneはファーストステップとして、顧客管理や案件管理から始めてみようというお客様が多くいらっしゃいます。問い合わせ管理や申込管理など外部からkintoneに情報を投入して情報蓄積する環境を作る場面でフォームブリッジを活用いただけており、契約数が最も多くなっています。

中井:また、Toyokumo kintoneApp認証という認証機能を利用しているユーザー数については、2023年7月には20万人を突破するまでに広がっています。

連携サービス同士を組み合わせて使うケースも多いのでしょうか。

田里:組み合わせでの利用は、我々が最近注力している部分の1つです。特に、データを外部から投入するフォームブリッジとその情報を外部に公開するkViewerの組み合わせが鉄板ですね。まさにkintoneに情報を入れて出すという使い方です。トヨクモの連携サービスをうまく組み合わせることで、これまでkintoneのビジネスが広げられなかった領域に対しても、広く情報共有できるような環境を提供できますし、外部との情報共有の環境が簡単に整備できるようになります。

"簡単に使えること"が最大の価値〜支持されている理由

提供する連携サービスの契約数からも多くの方から支持され、定番の連携サービスとなっていることは間違いありません。その背景はどんなところにあるとお考えでしょうか

田里:我々が重要視しているのは、初心者の方でもスムーズに設定できるようなものづくりです。「今使っているけど、これができるようにして欲しい」といった、様々な要望がありますが、これから利用を開始する方がスムーズに設定できるかどうかを重視していです。年に1回しか押さないようなボタンが数多く用意されていると、初心者からするととても分かりにくい。そうならないように、できる限り多くの人が簡単に使えるUIやUXを提供できることが、定番としての大きな条件になっていると思います。

中井:新しいものを導入するときは誰でも不安に感じるものですが、自治体や大企業の事例も含めて色々な活用方法が他社の記事などでも紹介いただけているため、定番の連携サービスとしての安心材料になっているのではないでしょうか。会社のミッションとしても、全ての人を非効率な業務から解放するということを掲げています。1社の10時間が削減できるのではなく、1万社の1時間を削減できたら、トータルで大きな業務改善につながります。

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お客様の声が今後の鍵に~注力している領域

ビジネスの可能性として、現在はどんなところに注力されていますか。

田里:今はToyokumo kintoneApp認証が多くの方にご利用いただけており、注力している領域の1つです。Toyokumo kintoneApp認証を活用することで、kintone外にWebフォームを公開するフォームブリッジや、kintone内の情報を外部公開するkViewerに対して、アクセスできる人を限定させたり、利用者ごとに情報の出しわけを設定できるなど、擬似ユーザー管理のようなことも可能になります。kintoneのアカウントを持たない外部の方への利用機会創出に大きく貢献できると考えています。

注力されている領域含め、定期的にバージョンアップなどは実施されていることでしょう。どのようなプロセスで機能強化を図っているのでしょうか。

田里:開発目線で機能を高めていくことはもちろん、お客様の声から機能を追加していくという両側面でのアプローチがあります。優先順位をつけながら進めていますが、多いものだと週1回のペースでバージョンアップをしています。

最近実装した機能で注目すべきものはありますか。

田里:HTMLを駆使して装飾したメールを簡単に作りたいというお客様目線の課題に対して、ChatGPTのAPIを活用したAIアシスタントという機能をkMailerに実装しました。これによりリッチなHTMLテンプレートを自動生成することができます。お客様に簡単に使っていただけるような環境を追求した結果です。

他にも、今後進めていきたいところはありますか。

中井:引き続き力を注いでいるのは、デザイン面での使いやすさの追求です。簡単に設定できるように工夫しているトヨクモ製品のUIですが、新しいお客様のなかにはちょっと難しいと感じている方もいるはずです。そこでテンプレートや他で作ったものを流用できるような仕組みなどを紹介できるページを用意するといったことを検討しています。

自治体やエンタープライズ利用が広がる~活用の実態

複数サービスを組み合わせて活用いただいている事例も増えているようですが、お客様の事例などを教えていただけますか。

田里:鉄板となっているフォームブリッジとkViewerの組み合わせて言えば、例えば北九州市様の事例などはイメージしやすいです。北九州市では、施設が壊れていたり道路が陥没していたりといった情報をフォームブリッジのWebフォームにて市民の方に直接登録してもらい、その情報をkintoneにて職員の方が確認し、改修をお願いする業者に対してフラグを立てる。そうすると、業者が外部からkViewerで確認し、対応を行うといった使い方をされています。kintoneユーザーとそれ以外の関係者を1つのプラットフォームでつなぎ、業務を進めるといったことが可能になります。

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引用:北九州市役所 様|活用事例|kintone(キントーン)連携サービス|トヨクモ
https://www.kintoneapp.com/case/city.kitakyushu.lg

中井:これも自治体の事例ですが、川口市様の事例ではフォームブリッジとkViewerを連携させてコロナ禍において緊急支援金の給付事業を推進したり、フォームブリッジとプリントクリエイターを使って慰労金給付業務を行ったりなど、さまざまな業務に複数サービスを連携させながら活用いただいています。また他の組み合わせで言えば、セミナー参加の募集をフォームブリッジで行い、キャンセルが来たタイミングでデータコレクトにて別アプリに情報を飛ばして、kMailerにてメール通知し、データコレクトで残席数を管理、なんて使い方もあります。様々な組み合わせにより、幅広い活用が広がっています。

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引用:川口市役所 様|活用事例|kintone(キントーン)連携サービス|トヨクモ
https://www.kintoneapp.com/case/city.kawaguchi.lg

事例も含めて、かなり自治体向けの活用シーンは色々広がりがありそうですね。

田里:これまでは、企業の一部門での導入など、トヨクモ製品をシンプルにご活用いただける企業に多く導入いただいていましたが、最近は自治体やエンタープライズ企業など大規模かつ複雑にご利用いただく機会が増えています。数万規模のアクセスをしていただくような環境は、我々も事前準備が必要ですし、認証の設定や情報漏洩の防止に向けたガバナンスの考え方など考慮する必要があります。大量のアクセスでもうまく受け付けられるよう、ウェイティングルームを別途用意して回答してもらうなど、円滑に製品を活用いただけるような環境づくりを進めています。

kintoneの外から多くの人が利用するシーンに向けて、新たなアプローチは検討されているのでしょうか

田里:実は11月に新たに自治体/エンタープライズ部門を強力に後押しするための子会社を設立する予定です。自治体や大企業向けに数万人単位での利用が見込まれる際には、特有の支援が求められる場面もありますので、それに応えるための企業となります。

最後に

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今後の意気込みも含めて、読者に一言お願いします。

中井:お客様やパートナーの皆様のおかげで我々も成長できていることを実感しています。プロダクトにさらに磨きをかけていくべく、多くの方からのご意見をお待ちしております。今後もkintoneのエコシステムを拡大させていけるような活動に力を入れていきます。

最後に読者にメッセージをいただけますか。

田里:できるだけ長くご利用いただくことを目指して開発提供しておりますので、今後も我々の製品にご期待いただき、その期待に添えるよう努力していきます。我々に足りないところや課題などがあればコメントいただき、皆様と一緒に発展させていきたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。

サイボウズより

トヨクモ様にご提供いただいている連携サービスは、kintone連携サービスの中でも非常に高い実績を誇っており、まさに定番と言える存在になっております。
これからも、お客様にとって最適なソリューションを提案するため、協力体制を深めてまいります。

インタビューはいかがでしたか?
トヨクモ製品についてもっと詳しく知りたくなった方は、ぜひ以下の製品紹介ページをチェックしてみてください。

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