プラグイン・連携サービスをご紹介いただくのは？

kintone エバンジェリストのメンバーが、おすすめするプラグイン・連携サービスを定期的にご紹介していくこの連載。今回は、小泊 由美さんにkintoneのおすすめプラグイン・連携サービスをご紹介いただきます。それでは小泊さん、お願いします！✨

kintone エバンジェリストとは？
あふれんばかりのkintoneへの愛と豊富な知識や経験を持ち、kintoneのあらゆる可能性をオープンな場で、公開・発信し続ける 個人を対象にサイボウズが公認した方です。（詳しくはこちら）

自己紹介 

みなさまこんにちは小泊です。今回2回目の執筆となります。 （前回記事はこちら）
前回から会社も仕事内容も変わりまして、いまは株式会社ジョイゾーでプラグインサポート業務を始めました。『純粋にkintoneが好き』なユーザーからIT企業に転職、業務でプラグインにかかわるようになるなんて人生って予測がつかないですね。 

小泊的！プラグイン選定のポイント

『あれができたらいいのに』をかなえてくれるプラグイン・連携サービスは、kintoneユーザーにとって嬉しい限りです。 
現在プラグイン・連携サービスの掲載は300件超え（※2025年2月時点）となっています。すごい数ですね。kintoneがより便利になるように各社しのぎを削っています。 
インターネットで調べても、無料プラグインや開発版なども含めるとさらに数は増えて、機能や価格面でも様々あります。同じ機能であっても（たとえば自動採番では複数の会社製のプラグインがありますが）細かい機能や設定であったり、どこにフォーカスをあてて開発をしているのかなど、プラグインごとの特色がでています。 
プラグインがありすぎて迷ってしまうご時世、プラグイン・拡張サービス※の選定ポイントのいくつかをご案内します。（※以下"プラグイン"と総称） 

1.kintoneの知見がある提供元かどうか

kintoneプラグインの開発にはルールがあり、サイボウズはcybozu developer networkという開発者向けサイトで情報を提供しています。 
じつは私、遊びでプラグインを作ったことがあるのですが、その時に参考にしたのがこちらです。 

▷ はじめようkintoneプラグイン 

プログラミング非経験者でも多少コードを書けるようになると、遊び感覚でプラグインを作ることができました。また、kintoneのことをよく知らない人でもコードが書ければプラグインを作ることができます。 
同じサイトにはガイドラインもあり、「正常に動作しなくなる」「kintoneのデータが盗み出される。」という最悪の事態を引き起こすこともあると書かれていて、ガイドラインを無視した私が作ったプラグインを実務で使用するのは怖いなと思いました。 

▷ kintoneコーディングガイドライン 

逆にいうと、ガイドラインをしっかりと守って作られたプラグインは安心できます。 プラグインで使われているコードを調べるのは現実的には不可能ですが、少なくともプラグイン・拡張機能サイトに掲載されているサイボウズオフィシャルパートナーならkintoneの特徴を知っており、プラグイン作成ルールにのっとったノウハウを持っています。
 
　ポイント1　  kintoneの特徴を知り、プラグイン作成ルールにのっとったノウハウがある提供元であること。 

2.提供元がプラグインのメンテナンスをしているかどうか

kintoneのアップデート情報は毎月公開されています。こんな機能がつくのか、とわくわくしてみている方も多いのではないでしょうか。 

▷ kintone（キントーン）- 主なアップデート 
 
一方、アップデート後にとたんに動かなくなるプラグインもあるので、そうなるとkintoneのアップデートを気にしている会社というのも選定ポイントになります。 
kintoneのアップデートにあわせて自社開発のプラグインもアップデートし、サイトなどで公開しているところはメンテナンスをしっかり行っている安心感がありますね。 
またアップデート時期に限らず、頻繁に自社プラグインをメンテナンスしている場合も、より良い開発に向き合っているといえるのではないでしょうか。
 
　ポイント2　 kintoneのアップデートやメンテナンスを行っている提供元であること。 

3.サポートがしっかりしているかどうか

 私がプラグインサポート業務をしてから気づいたのは、サポート窓口にいただくお客様の声や質問は、次の開発につながる貴重なものであるということ。お客様の立場でいうと、自分の声が真摯に受け止められたり、本来の機能が使えなくなる不具合に対してスピード感をもって対応してくれると安心感があります。 
プラグインだけに限りませんが、問い合わせに真摯に迅速に対応してもらえると信頼感がありますよね。使い方がわからず困っているときにサポートサイトや窓口にアクセスできると安心です。
 
　ポイント3　 サポートがしっかりしていること。

まとめ

プラグイン検討時には、 これらを踏まえたうえでトライアルをしてみるのがおすすめです。画面の設定のしやすさ、一番欲しい機能があるか、実際に使い勝手を調べてから導入に踏み込むのが良いかと思います。同じようなものが複数あって迷う時には、すべてのプラグインを試してみるのがおすすめです。今回挙げた3つの選定ポイントを軸にトライアルをすることで、自分にマッチするプラグインが自然と見えてきます。 
kintoneの用途は多種多様なので、ひとつの参考にしていただければ幸いです。

おすすめのプラグイン・連携サービス

最後に、私のおすすめするプラグイン、「コメント欄非表示プラグイン」をご紹介します。リリース時に気になっていたので気軽にお申込みして試していました。 

・ コメント欄非表示プラグインの詳細はこちら

レコード詳細画面のコメント欄は、最初から表示される仕様です。ですが、このプラグインを使えば、レコードを開いた時、最初から非表示にすることができます。すごく簡単な機能ですが、あるといいよね、を実現した良いプラグインだなと感心しました。ちゃんとバージョンアップもしています。 




プラグインをアプリに入れるだけ。設定は必要ありません！ 



レコード詳細画面を開くと、コメントがたたまれておりコメント数の数字だけが見えます。 



コメントタブを押すといつものコメント表示が現れます。

プラグイン拡張機能サイトに掲載されている中で、めずらしい無料プラグインだったので非常に印象に残っていました。無料であってもパートナー企業が公開しているプラグインであれば安心して使えますね。 
その他のパートナー企業でも無料のプラグインを提供しているところもあるので、各社サイトを探してみてください。ちなみに私が所属するジョイゾーでも無償プラグインを提供しており大人気です。 
 
以上、信頼できるプラグインを使って、安全快適なkintoneライフを。 

・ コメント欄非表示プラグインの詳細はこちら

小泊さんありがとうございました！

今回のおすすめプラグイン・連携サービス紹介はいかがでしたか？

小泊さんが気になっていたプラグイン・連携サービスをご紹介くださいました！PTAでの活用シーンを想起させるキャプチャもすてきでしたね。また、数ある連携サービスの中から、自分たちにマッチするものを選定する際のポイントも、大変参考になる内容でしたね。

今回執筆してくださった小泊さんについてもっと知りたい方はぜひ、kintone エバンジェリスト公式HPのプロフィールから、発信媒体などをチェックしてみてくださいね！  
  
▽kintone エバンジェリスト 公式HP 小泊さん個人ページ 
https://www.kintone-eva.cybozu.co.jp/kodomari-yumi
 
それでは、次回のおすすめ記事もお楽しみに！  

※本記事は2025年3月時点での内容で執筆しています。
最新の情報はkintoneプラグイン・連携サービスページ内から、各プラグイン・連携サービス詳細ページご覧ください