kintoneは採用から育成、配置、マネジメントまで幅広い人事業務に対応できます。

人材に関する情報を一元管理し、AIを活用することで、kintoneに蓄積されたデータをさらに有効活用し、人事部門における業務効率化やデータ活用の幅を大きく広げることができます。

今回は人事部門でのよくある課題に対してkintone×AIによる解決策を具体的な活用例でご紹介します。

今回ご紹介するユースケース

1. 採用面接での記録を充分に残せない
2. 人材データがバラバラでスキルや適性が見えない
3. 人事制度の情報検索がしづらく、問い合わせが集中

1. 採用面接での記録を充分に残せない

面接の場では候補者との対話に集中するあまり、その場で詳細な記録を残せないことが多々あります。
また、面接後に記憶を頼りに記録を作成すると、情報が不完全になりがちです。

「Front Agent」で記録した内容を kintone に自動登録

ユミー社が提供する音声AIサービス「Front Agent」をkintoneと連携することで、面接記録を録音するだけで記録が自動作成され、そしてkintoneへの自動登録まで、一連の作業をスムーズに行えます。

面接記録を自動化することで、採用面接官が候補者との対話に集中し、重要な情報を把握できるようになります。

さらに、事前に設定した自社とのマッチ度合いを図るヒアリングフローに対して、採用面接官が適切な採用面接を進められたかどうか、AIが評価することができます。

また、kintone では応募者情報と面接履歴を紐づけ、募集から入社まで一貫した候補者情報を管理することができます。
これにより、採用チームの負担軽減だけでなく、応募者満足度の向上、採用面接官のスキル平準化・向上、採用プロセス全体の改善が期待できます。

2. 人材データがバラバラでスキルや適性が見えない

人材のスキルや適性に関する情報は、採用、スキル、評価、キャリア履歴などさまざまなシステムやファイルに点在しています。

その結果、「誰が何を得意とし、どんな経験があるのか」といった情報にすぐにアクセスできず、結果として感覚や経験則に頼った配置や育成になってしまいがちです。

「Smart at AI for kintone Powered by GPT」でほしい人材の情報を入力して人材をピックアップ

M-SOLUTIONS社が提供する「Smart at AI for kintone Powered by GPT」プラグインと、kintoneを連携することで、kintoneに蓄積・集約された人材データを、シンプルな検索で探し出せるようになります。

またkintoneではアプリ間のデータを連携し、キャリアやスキル、面談履歴などの人材データを一つの画面に集約して表示します。情報が一元化されることで、担当者は短時間で必要な情報を確認し、迅速に判断を下せるようになります。

これにより、必要な人材情報がすぐ手に入るため、従来の経験や勘に頼った人材配置から脱却し、採用や配置、プロジェクトの立ち上げといった場面でスピーディーかつ的確に進めることが可能になります。

3 .️人事制度の情報検索がしづらく、問い合わせが集中

人事制度がどこに何があるのかわかりづらいと、従業員は必要な情報を探すのに時間がかかり、担当者への問い合わせも集中してしまいます。

このような非効率的なやり取りは、人事部門の負担を増加させ、従業員の満足度にも影響を与えます。

「きんちゃぼ」のチャット質問と回答

NDIソリューションズ社が提供する「きんちゃぼ」で、事前に学習したFAQデータを基に、AIが適切な回答を行うことができます。

これにより従業員が求める人事制度の情報を即座に検索・取得できるようになり、人事担当者での問い合わせ対応が不要になります。
従業員の利便性が向上し、人事部門の負担を軽減することができます。

おわりに

いかがでしたでしょうか？

kintone と AI を活用することで、kintoneに蓄積された人事データをさらに有効活用し、人事部門における業務効率化やデータ活用の幅を大きく広げることができます。
今回の記事を通して、少しでもそのイメージが広がっていただけると嬉しいです！

kintone × AI についてもっと知りたい方は、『AI を組み合わせて kintone の活用の幅をさらに広げよう！kintone × AI の関連情報をまとめてご紹介！』をチェックしてください！

※本記事は2025年2月時点での内容で執筆しています。
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