kintone エバが解説!krewSheetのXrossモードとは?

kintone エバが解説!krewSheetのXrossモードとは?

プラグイン・連携サービスをご紹介いただくのは?

kintone エバンジェリストのメンバーが、おすすめするプラグイン・連携サービスを定期的にご紹介していくこの連載。今回は、中尾 典隆さんにkintoneのおすすめプラグイン・連携サービスをご紹介いただきます。それでは中尾さん、お願いします!✨

kintone エバンジェリストとは?
あふれんばかりのkintoneへの愛と豊富な知識や経験を持ち、kintoneのあらゆる可能性をオープンな場で、公開・発信し続ける 個人を対象にサイボウズが公認した方です。(詳しくはこちら

自己紹介 

みなさんこんにちは!kintone エバンジェリストの中尾です。 
合同会社典隆庵を立ち上げ、サイボウズのパートナー企業と協業しながらkintoneによる業務改善の支援やkintoneの研修講師などをしています。
kintoneコミュニティではkintone Café奈良の運営をしています。 

kintoneの好きなところ

従来のシステムにはないスピードで構築や修正ができるところです。 
また、単純に業務の効率化をするだけではなく、kintoneのアプリ構築を通じて現場が自分たちの業務向き合環境が生まれ、「言われた作業をする」から「自分たちの仕事をする」と意識が変わっていくことです。 

おすすめのプラグイン・連携サービス

今回ご紹介するのは、メシウス株式会社さんのkrewSheetです。
前回の寄稿時にもkrewSheetの紹介はしていたのですが、その時はよく使われているSheetモードにしか触れられなかったので、今回はあまり紹介している人のいないXrossモードについて詳しく紹介していきます!

krewsheet-rayout.png

Xrossモードには2つのビュー(見え方
)があります。1つはピボットビュー、もう一つは行列変換ビューです。

・ピボットビュー

kintoneの一覧画面にピボットテーブルを表示できる...とだけ言うと「クロス集計表でいいじゃないか」とツッコまれてしまいそうですが、クロス集計表ではできない痒い所に手が届く機能です。 
具体的には、下記のような機能があります。 

・分類が自由に設計できる(基本機能のクロス集計表は大中小の3つまで) 

・分類ごとの小計だけでなく特定行や列の集計など自由に小計を作れる
・集計されたレコードを見て編集もできる 

krewsheet-pl.png

行列変換ビュー

これが唯一無二と言ってもいい機能で、kintone上にまだ存在しないレコードを表示して入力させることでレコードとして確定させることができます。 
なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、例えば勤務表を作るとなった場合、翌月の各従業員の各日付のレコードを準備するのも入力するのも大変ですよね。
そこでこの行列変換ビューを使うと、横軸に翌月の日付を、縦軸にはルックアップ元の職員マスタから従業員を取得してきて一覧画面にし、交差する部分に勤務内容を一括で入力していくことができます。
(勤務内容部分が未登録でも空白表示できる=存在しないレコードを表示できる) 
勤務表以外にも設備の点検表など様々なことに応用が可能です。 

krewsheet-calendar.png

まとめ 


krewSheetは、kintoneの一覧画面をExcelライクにして一覧での一括編集や基本機能にはない関数を使ってのデータ編集ができるSheetモードだけでも便利ですが、Xrossモードも活用してより便利に使ってはいかがでしょうか? 

 krewSheetの詳細はこちら

中尾さんありがとうございました!

今回のおすすめプラグイン・連携サービス紹介はいかがでしたか?

「krewSheet」には、Sheetモードだけでなく、より便利に集計や活用ができるXrossモードがあることが分かりましたね!

「krewSheet」をすでに使っている方はもちろん、検討をしている方にも参考になる記事だったのではないでしょうか? 

今回執筆してくださった中尾
さんについてもっと知りたい方はぜひ、kintone エバンジェリスト公式HPのプロフィールから、発信媒体などをチェックしてみてくださいね! 
 
▽kintone エバンジェリスト 公式HP 中尾さん個人ページ
https://www.kintone-eva.cybozu.co.jp/nakao-noritaka

それでは、次回のおすすめ記事もお楽しみに!  

※本記事は2024年12月時点での内容で執筆しています。
最新の情報はkintoneプラグイン・連携サービスページ内から、各プラグイン・連携サービス詳細ページご覧ください