今回連携サービスをご紹介いただくのは?
kintone エバンジェリストのメンバーが、おすすめする連携サービスを定期的にご紹介していくこの連載。今回は、森田 諭さんにkintoneのおすすめ連携サービスをご紹介いただきます。それでは森田さん、お願いします!✨
kintone エバンジェリストとは?
あふれんばかりのkintoneへの愛と豊富な知識や経験を持ち、kintoneのあらゆる可能性をオープンな場で、公開・発信し続ける 個人を対象にサイボウズが公認した方です。(詳しくはこちら)
自己紹介
こんにちは!エバンジェリストの森田です。
主に中部エリア、愛知・岐阜あたりで活動しております。
Xのアカウントはこちらで、たまにkintoneやkintone関連のイベントのポストもしておりますので以後お見知りおきよろしくお願いいたします!
今回で2回目の記事の投稿になります。
前回の記事はこちらで、カレンダーPlusについてご紹介させていただきました。 (【今月はカレンダーPlusの魅力を徹底解説!】kintone エバンジェリストおすすめ連携サービス紹介 )
今回おすすめしたいのは「フロアマッププラグイン」
仕事柄、kintoneに関係する提案をさせていただく事もありまして、自治体、社会福祉協議会さんのお仕事だと「業務で利用するデータを位置情報として視覚化したい」とご要望をいただく場合もあります。
業務データを位置情報としてkintoneで持つ場合には、「カンタンマッププラグイン」が一般的だと思われますが、位置情報だけなら今回おすすめしたい「フロアマッププラグイン」で十分ではないかなあ?というシーンもままあります。
そんな時、お役立ちできるのではということでフロアマッププラグインのご紹介をさせていただきます。ちなみにどちらのプラグインも、あっとクリエーション社(外部サイトにリンクします)の製品です!
フロアマッププラグインとは?
商業施設にある"フロアマップ"のような図面上にkintoneレコードをピン表示して連携をすることができるプラグインです。イメージできます?うん?地図の事?カンタンマップと何が違うの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
例えばこのように施設を画像表示してその上にピンを立てるという用途です。
実際に画面でお見せするとわかりやすいかと思いますのでこちらを。
画像出典:【ちーずかつ】カンタンマップで地図活用
画像出典:【ちーずかつ】カンタンマップで地図活用
画像出典:【ちーずかつ】カンタンマップで地図活用
kintoneの通常の使い方だとなかなかこういったグラフィカルな画面で見ることはできませんよね。私も色々と調べてこのフロアマッププラグインを見つけた時、「これだ!」とはたと膝を打った記憶があります。
・フロアマッププラグインの詳細はこちら
利用シーン
先に紹介した拡張機能のページにも書いてありますが、以下のようなシーンでの利用を想定されています。
・大規模な商業施設や工場の施設管理に
広い工場内のどこにどんな設備があるのか?を管理するのに、工場の平面図にピンを立てて、レコード管理したい場合に利用できます。
・地図で管理しにくい施設管理に
公園やSAなど、地図では管理しづらい狭い範囲の平面図にピンを立てて、施設や樹木管理などにご利用できます。
・構造物の点検管理に
高層建築物や橋梁など、図面上にピンを立てて、施設点検管理にご利用できます。
難易度的には、普通にkintoneアプリを作成したことのある方であれば、割と簡単に導入できるかと思われます。詳細なマニュアルも用意されていました。
使い分け方
カンタンマップを使う事でもこのような位置情報はkintoneで管理することができますが、下記のような場合はフロアマッププラグインの方が向くと思います。
・建物内の位置情報の管理
地図だとあくまでも建屋としてしか管理できませんが、フロアマッププラグインだと建物内の具体的な位置まで表示できるようになります。 また、地図だと管理しにくい階数もこちらのプラグインでは管理できます。
・場所が特定できない曖昧な位置情報の管理
例えば地区ごとのデータ管理を行う場合、地図だと具体的にどの場所と特定して表現するのが難しい場合はフロアマッププラグインで表現するほうがわかりやすい場合があります。
もうひと押し!森田的活用アイデア
もう一つだけ利用ケースを共有できればと思います!
物流系のお客様で、「倉庫の棚卸しにkintoneを活用したい」という提案の機会をいただいたことがあるのですが、こちらは工夫すればフロアマッププラグイン+kintoneでも実現可能ではないでしょうか。
こういう棚の画像をいくつか作ってアプリに棚として登録しておきます。
このような3×3の棚があり、ロケーション位置(段数・間口)に対応するレコードをあらかじめ作っておいて、定期的にその棚のどこに何があるという棚卸し管理をするものです。
実際にサンプルを作ってみたので御覧ください。
在庫数未登録の棚はグレー、登録してOKなら緑、登録したが発注点(これだけの個数は棚にないと不足してしまうという基準)が割れているものは赤で表示するように設定します。
こんな感じです!計算フィールドと組み合わせるとビジュアル棚卸しがある程度できると思われます。
他にも色々アイデアと組み合わせると面白そうです!
・フロアマッププラグインの詳細はこちら
まとめ
というわけで、本日は「フロアマッププラグイン」をご紹介しました!
その他活用できそうなプラグインがあれば私のX個人アカウントの方でもご紹介させていただきます!
こんな使い方あったよ!という方がいればお気軽にご連絡下さいませ! 一緒に学んでいけたら嬉しく思います。
それでは皆様、よいkintoneライフをお楽しみ下さい!エバンジェリストの森田でした!
おわりに
森田さん、ありがとうございました!今回のおすすめ連携サービス紹介はいかがでしたか?
具体的な利用シーンの紹介のみならず、森田さんご自身の活用アイデアも分かりやすいgif付きでご紹介いただけました!
フロアマッププラグインでできることが、かなり詳細に分かる記事だったのではないでしょうか✨
今回執筆してくださった森田さんについてもっと知りたい方はぜひ、kintone エバンジェリスト公式HPのプロフィールから、発信媒体などをチェックしてみてくださいね!
▽kintone エバンジェリスト 公式HP 森田さん個人ページ
https://www.kintone-eva.cybozu.co.jp/morita-satoshi
それでは、次回のおすすめ記事もお楽しみに!
※本記事は2024年3月時点での内容で執筆しています。
最新の情報はkintone拡張機能ページ内から、各連携サービス詳細ページご覧ください。