帳票出力プラグイン「RepotoneU Pro」。支持される理由は

帳票出力プラグイン「RepotoneU Pro」。支持される理由は"ユーザー部門での使いやすさ"への強いこだわりだった

サイボウズオフィシャルパートナーのサイボウズビジネスの活動や連携サービスをさまざまな角度から評価する制度「CyPN Report(Cybozu Partner Network Report)」。今回は、2022年のプロダクト部門において3つ星評価を獲得した「RepotoneU Pro」を提供するソウルウェアさまをインタビュー。 代表取締役 吉田 超夫さんとマーケティングチーム マネージャー 加藤 竜也さんに、製品開発の経緯や受賞製品の特徴、今後の取り組みなどについて詳しく伺いました。

3つ星獲得サービス「RepotoneU Pro」が生まれるまで

プロダクト部門での最高評価の3つ星、おめでとうございます。まずは受賞された感想をお聞かせください。

吉田:今年度から新たに始まった制度ではありますが、3つ星の評価をいただけたことは素直にうれしいです。パートナーやユーザーから支持いただけたのは何よりです。

soulware_yoshida.jpg代表取締役 吉田 超夫さん

加藤:弊社プロダクトが三つ星をいただき、大変嬉しく思っております。

soulware_kato.jpgマーケティングチーム マネージャー 加藤 竜也さん

周りからの反響はいかがですか。

吉田:大きく何かが変わったわけではありませんが、お客さまが使いやすいプロダクトを強く意識して作り上げてきたことが、きちんと評価された結果だと思っています。ご存じの通りkintoneは、ノーコードと呼ばれる領域のプラットフォームで、開発部門よりもユーザー部門の方が触れる機会の多いものです。そんな世界観にマッチしたプロダクトとして受けいれられたことがうれしいですね。

今回受賞された「RepotoneU Pro」について教えてください。もともと2014年10月に「Repotoneサービス」をリリースしていますが、プロダクトについてはどのような経緯から生まれたのでしょうか。

吉田:もともとSI事業を中心に受託開発をしていた際に、とある開発案件で帳票出力をスクラッチで開発したのですが、他の開発案件でも紙で帳票を出力したいというニーズがよく出ていました。そこで2014年にリリースしたのが「Repotoneサービス」だったのです。「Repotoneサービス」は、それぞれのお客さまのオーダーに対して帳票をデザイン、コーディングするサービスでした。

その後、2015年に「RepotoneU」、2016年に「RepotoneU Excel」、そして今回受賞した「RepotoneU Pro」と続いていくわけですね。

吉田:ちょうどkintoneにプラグインという仕組みができた時期で、うちのエンジニアもいろいろ試していました。そんな中作ったのが、画面で帳票設定できるアイデアが詰まったプロダクトです。それをプラグインに組み込んで帳票出力したら面白いのではという話がまとまり、「RepotoneU」というプラグインが生まれました。

「RepotoneU」は買い切りであることが大きな魅力ではあったのですが、買い切りでは難しいニーズ、例えば100レコード分の帳票を一気に出力したいといった要望に対応できるよう、サブスクリプションの「RepotoneU Pro」が登場したという流れです。

「RepotoneU Pro」の特長とは?

RepotoneUpro_mainimage.png

「RepotoneU Pro」の特長について教えてください。

吉田:最大の特長はユーザー部門にも使ってもらいやすいUI(製品の使いやすさや見やすさ)にとにかくこだわっている点です。機能を追加する際にもその世界観は崩さないように気を遣っていて、たとえ魅力的な機能があったとしても、ユーザー部門が使いこなせないと思ったら実装しないという選択をしています。

RepotoneUpro_4step.png▲プラグインの設定から帳票作成まで、全ての過程でコードを書く必要や専門知識は必要なし。
マウスクリックとドラッグだけで帳票デザインすることができます。

使い勝手を最優先にプロダクトを作り上げているわけですね。他にも特長はありますか。

吉田:もう1つの特長としては、他のソリューションとの柔軟な連携が可能なことです。例えば電子契約サービスの「クラウドサイン」と連携すれば、「RepotoneU Pro」のボタンを押すだけで、電子署名を行った帳票を相手に送ることができます。kintone上の操作だけで電子署名ができてしまうため、利用者にとっても複雑な処理が不要です。他にも、コクヨ株式会社が提供している「@Tovas」と連携することで、帳票データをFAXやメール、郵送代行などさまざまな手段で相手に届けることができる「Repotovas」といったソリューションなど、多くの外部サービスと連携することでシンプルな使い勝手を実現しています。

kintoneビジネスにおける苦労

もともとサイボウズとビジネスを始めるきっかけについては、どんな経緯があったのでしょうか。

吉田:かなり初期の頃から関わってきましたが、我々のきっかけはちょっと変わっていて。周りのパートナーは、kintoneはこれから伸びていく面白いプラットフォームだと参入されてきた会社が多いと思うんですが、我々の場合はサイボウズにジョインした前職の同僚からkintoneでの開発案件を手伝って欲しいと依頼されたのがきっかけです。お話いただいた当時は、そんな得体のしれないものは開発したくないなというのが正直な感想でした(笑)。

soulware_yoshida.jpg

初期の頃からkintoneに関わっていらっしゃるということでしたが、これまでに苦労されたことはありますか。

吉田:当初の「Repotoneシリーズ」は、1つずつ要件定義をしていく必要があるプロダクトでした。その当時は5名ほどの体制で、リソースが不足していたこともあって大変苦労しました。また、使い勝手に大きく影響するUI部分に注力して開発していますので、お客さまの環境による挙動などについて問合せをいただくこともあります。実際にはお客さまのネットワーク環境の違いによって影響が出てくる部分もあり、原因究明を行うための苦労はあります。

UIにこだわるからこその悩みですね。お客さま対応において心がけていることはありますか。

吉田:使い方などについては弊社で用意している動画を見ていただくのが、比較的スムーズですが、ネットワークに起因した影響については、ユーザー部門の方には分からないことも多い。システム部門の言葉で説明してもおそらくご理解いただくのは難しいため、かみ砕いて分かりやすく説明することを、サポートメンバーは心がけるようにしています。

kintoneエコシステムについて

パートナーが提供するサービスを活用して機能を拡張させる「kintoneエコシステム」についてはどのように感じていますか。

吉田:私自身人付き合いが上手なほうではありませんが、パートナーの皆さんにいろいろお声がけいただくことが多く、本当に助けられています。そんなつながりもあって、お声がけいただいたところにはきちんとお返ししていこうという想いは大事にしています。

kintoneのエコシステムでは、楽しい人とつながりのなかで商売ができています。「RepotonU Pro」の特長の1つである外部サービスとの連携についても、マーケティング的な話だけで相談してもなかなかまとまらなかったはず。エコシステムに参加しているみんなが面白いと感じながら、ユーザーの役に立つという目線で話をするからこそ、連携できるまでに広げていけたのだと思っています。

今後について

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これから新たにやろうとしていることなど、新たな試みはありますか。

吉田:これまで使い勝手にこだわって開発してきたわけですが、実際にはなかなかお客さまの声をしっかり集めて改善していくということまで手が回っていない状況が続いてきました。営業メンバーも増え、カスタマーサクセス部門を立ち上げ、ようやくユーザーの声をしっかり聞いていく体制が整ってきました。今後はUIだけでなく、お客さまの声を参考にしながら、機能を実装していければと考えています。

最後に読者にメッセージをいただけますか。

吉田:昨今の時流から見ても、企業内での紙需要は減っていくはずで、紙での帳票出力の市場自体は縮小していくだろうと考えています。ただし、それは紙として印刷する機会が減るだけで、データとしてまとまった帳票の必要性は大きく減ることはないと見ています。

ペーパーレスを目指してkintoneを導入しても、やっぱり紙じゃないと駄目だと感じる方もいるかもしれませんが、電子契約からFAXやメールなどを通じた情報伝達まで含めてシステム内に組み込んでいくことが大切です。例えば、自社内はペーパーレスにしつつ、受け取った側で紙が必要であれば帳票を出力してもらえばいい。紙に出さないようなkintoneの使い方について検討いただくことで、違う世界が広がっていくはずです。新たな付加価値を生み出すことも含めて、ぜひ「RepotoneU Pro」をご検討いただければと思います。

ユーザー部門でも使いやすい帳票プラグインなら「RepotoneU Pro」

ソウルウェアさまのインタビューはいかがでしたか?「RepotoneU Pro」についてもっと詳しく知りたくなった方は、ぜひ以下の製品紹介ページをチェックしてみてください。

RepotoneUpro_mainimage.png

(画像をクリックすると、kintone製品サイト内の「RepotoneU Pro」紹介ページに遷移します)