AIはじめの一歩にピッタリ!kintone エバが実際に活用するおすすめサービス

AIはじめの一歩にピッタリ!kintone エバが実際に活用するおすすめサービス

プラグイン・連携サービスをご紹介いただくのは?

kintone エバンジェリストのメンバーが、おすすめするプラグイン・連携サービスを定期的にご紹介していくこの連載。今回は、石井 健太郎さんにkintoneのおすすめプラグイン・連携サービスをご紹介いただきます。それでは石井さん、お願いします!✨

kintone エバンジェリストとは?
あふれんばかりのkintoneへの愛と豊富な知識や経験を持ち、kintoneのあらゆる可能性をオープンな場で、公開・発信し続ける 個人を対象にサイボウズが公認した方です。(詳しくはこちら

自己紹介 

塗装用の刷毛(ハケ)やローラーを製造・販売しているマルテー大塚で、他部門との兼務のかたちで、情報システム部門に所属しています。  

kintoneエバンジェリストのほか、エンタープライズ企業向けユーザーコミュニティであるkintone Enterprise Circle(EPC)元会長(第4代)、kintone Café 東京の運営など、コミュニティ活動も行っています。kintone関連イベントで見かけたら、ぜひお声がけください!

社内の役割としては、インフラや基幹システムにも関わっていますが、主な業務はkintoneをはじめとしたSaaSやAIの活用による全社DX推進、およびDX推進者の育成と伴走支援です。  

kintoneは、紙の申請書やExcelファイルのメール送付など、"名もなき業務"の置き換えに最もよく使っています。  
業務の効率化はもちろんですが、アプリを現場の市民開発者(非IT部門担当者)自身が作ることで、「業務改善が自分ごとになる」感覚が現場に浸透しやすくなりました

kintoneのおすすめポイント:認定資格試験

最も魅力を感じているのは認定資格制度です。全5種すべてに合格するほど好きです。

私は、必要に応じて少しずつ学ぶよりも、全体を俯瞰して網羅的に理解し、そこから最適解を選んでいくスタイルを好みます。kintoneの認定制度は、その学び方を支えてくれる仕組みとして、とてもありがたい存在です。

この制度の真価は、ユーザー企業とベンダー企業のあいだにある"スキルの見えづらさ"を埋めてくれることにあると感じています。共通の基準でスキルを可視化できることで、外注・内製にかかわらず「誰に任せるべきか」を正しく判断できるようになり、アドバースセレクション(逆選択)のようなミスマッチを防ぐことができます。

結果として、「スキルのズレによる進行遅延」や「想定外の手戻り」といったリスクが減り、発注側・受注側の双方が安心してプロジェクトを進められる土台ができるのも大きな魅力です。
認定資格は、立場を超えて信頼関係を築くための"共通言語"として、とてもよく機能していると感じます。

・kintone 認定資格についてはこちら

私のおすすめ連携サービス:Smart at AI

今回私がおすすめするのは、M-SOLUTIONS株式会社提供のSmart at AI です。
弊社では有料版を導入して、日々の業務に活用しています。

Smart at AI は、kintoneのアプリに「AIに処理をお願いするボタン」「AIが自動で処理してくれる仕組み」を簡単に追加できるサービスです。
生成AIに興味があっても「どこから始めたらよいかわからない」「現場では使いこなせないのでは」と感じる方にこそ、AIはじめの一歩としてSmart at AI は最適です。

良く使う用途を3つに分けてご紹介します。

・Smart at AI の詳細はこちら
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1.翻訳・要約・ブラッシュアップなど、テキストの加工や整形

・フィールドに入力された文章を英訳・和訳
・長文を短く要約(たとえば行政が出すガイドラインのPDFを読み取り、社内共有用に要点を3行でまとめる)
・文法チェックや言い回しのブラッシュアップ
ボタン一つで実行できるので、内容確認や資料作成が格段にラクになります。

2. SNS投稿文・検索キーワードなどのクリエイティブ生成

・新商品EC登録時にスペックから検索キーワードを生成
・キャンペーンやイベントの特長からSNS投稿文を生成
・生成した文面に合わせたハッシュタグを提案
いわゆる「考える系」の業務において、発想の補助やスピードアップに効果を発揮します。
気に入らなければ何回でもやり直せます。人には頼みにくいような作業でも、遠慮なく実行できます。

3.都道府県推測・姓名分割などの単純作業の自動化

・不完全な住所情報から、都道府県を推定して自動入力する
・蓄積された名簿から抽出した氏名の姓と名を分割
地味だけど意外と面倒な作業を自動で行えることで、ミス削減・効率化に貢献してくれます。
また、最初に述べたように、Smart at AI では「エージェント実行」と呼ばれる定時処理機能も備わっているため、たとえば「深夜帯だけ1時間おきに未処理レコードをまとめて処理する」といった設定もできて便利です。

・Smart at AI の詳細はこちら

石井さん、ありがとうございました!

今回のおすすめプラグイン・連携サービス紹介はいかがでしたか?
AIについて様々な情報が出てきている今、kintoneでも何かトライしてみたい!と感じている方も多いのではないでしょうか?

ぜひ、AIのはじめの一歩に、石井さんのおすすめ情報を参考にしてみてくださいね。
今回執筆してくださった石井さんについてもっと知りたい方は、kintone エバンジェリスト公式HPのプロフィールから、発信媒体などをチェックしてみてください! 
 
▽kintone エバンジェリスト 公式HP 石井さん個人ページ
https://www.kintone-eva.cybozu.co.jp/ishii-kentaro

それでは、次回のおすすめ記事もお楽しみに!  

※本記事は2025年8月時点での内容で執筆しています。
最新の情報はkintoneプラグイン・連携サービスページ内から、各プラグイン・連携サービス詳細ページご覧ください