【情報システム部門】kintone×AI 活用ユースケース
kintone はIT機器管理やヘルプデスク対応、契約管理、インシデント申請など情報システム部門で多くご利用いただいています。
kintone でデータの一元管理、フローの可視化を行うことで対応スピードを向上させ、管理業務を簡素化することができます。
今回は、️情報システム部門でのよくある課題に対して kintone×AI による解決策を、具体的な活用例でご紹介します！
今回ご紹介するユースケース
1. ヘルプデスク対応に時間がかかりすぎる
2.️ kintoneアプリ作成の対応に時間がかかる
3. ユーザーにアプリの実運用イメージを伝えきれない
1. ヘルプデスク対応に時間がかかりすぎる
ヘルプデスクへの問い合わせが大量に寄せられると、個々の対応に時間がかかり利用者への回答にも遅れが生じます。
また、ナレッジが一元化されていないと担当者ごとに異なる対応が行われることがあり、回答にばらつきが生まれます。
「AIdea Suite」のチャット質問と回答
ネオス社が提供する「AIdea Suite」にマニュアルやナレッジ、過去の対応履歴、FAQを事前に登録し、kintoneと連携することで、利用者の問い合わせた内容に関連する内容を検索し、回答を作成することができます。
これにより、利用者は回答を素早く受け取ることができ、担当者の対応時間を大幅に短縮できます。
また、FAQ等のデータがkintoneに蓄積されていれば、AIがその情報を活用できるため回答のばらつきの解消も期待できます。
2.️ kintone アプリ作成の対応に時間がかかる
業務改善のためkintoneアプリ作成を情報システム部門が対応する場合、利用部門や関係者からの要望が次々と追加され、整理が追いつかない状況に陥りがちです。
その結果要件が複雑化し、確認漏れや考慮漏れによる手戻りが発生しプロジェクトの進行が遅れてしまうことがあります。
ノベルワークス社の「REQXIGN AI for kintone」では、kintoneの知識を持ったAIが打合せ内容を解析し、要件定義を行い設計書を生成します。
これにより情報システム部門の担当者はkintoneアプリ作成の初期段階の負担を大幅に軽減でき、文書化や資料作成の手間も削減できます。要件の整理や設計にかかる時間が短縮されることで、プロジェクトの実行までのスピードが向上し、効率よく業務改善やアプリ作成を進められます。
さらに、利用部門自身が「REQXIGN AI for kintone」を使うことで、自分でkintoneアプリを作成できるため、情報システム部門の負担を軽減することができます。利用部門の内製が進むことで、全社のDX推進を実現することができます。
また、自社内で完結できない場合、「REQXIGN AI for kintone」を利用することにより、上流工程部分の整理ができている状態となるため、外部のベンダーへの依頼・連携がスムーズになり円滑にプロジェクトを進めることができます。
3. ユーザーにアプリの実運用イメージを伝えきれない
管理者や業務改善推進者の立場でアプリを提案する際に、アプリの作成機能を説明してもユーザーがどのような場面でそれを使うのかが想像できないと、導入や浸透のハードルが高くなります。
ショーケース社の「Associate AI Hub for kintone」とkintoneを連携すると、AIにテキストや音声で指示した内容をもとに、kintoneアプリを自動で作成でき、またアプリに項目名に沿った内容のサンプルデータを自動で登録できます。
AI伴走支援機能を使えば、アプリ作成時の不明点を自然言語で質問し、すぐに回答を得ることができます。
自業務に沿ったアプリやそのサンプルデータを組み込んだデモアプリは、ユーザーの「自分たちの業務をどう改善するのか？」「業務フローにどう組み込まれるのか？」といった疑問を解消することができます。
これにより、ユーザーは実際の運用イメージや業務改善の効果を実感できスムーズな導入検討を進めることができます。
おわりに
いかがでしたでしょうか？
kintone と AI を活用することで、kintoneに蓄積されたデータをさらに有効活用し、また業務改善を加速することができます。これにより、情報システム部門やユーザー部門における業務効率化やデータ活用の幅を大きく広げることができます。
今回の記事を通して、少しでもそのイメージが広げていただけると嬉しいです！
kintone × AI についてもっと知りたい方は、『AI を組み合わせて kintone の活用の幅をさらに広げよう！kintone × AI の関連情報をまとめてご紹介！』をチェックしてください！
※本記事は2025年2月時点での内容で執筆しています。
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