kintone をさらに小さくスタート!必要に応じた情報共有ができるオススメ連携サービス

kintone をさらに小さくスタート!必要に応じた情報共有ができるオススメ連携サービス

今月連携サービスをご紹介いただくのは?

kintone エバンジェリストのメンバーが、オススメする連携サービスを定期的にご紹介していくこの連載。

8月は久米 純矢さんに、kintoneのおすすめ連携サービスをご紹介いただきます。それでは久米さん、お願いします!🍧✨

・kintone エバンジェリストとは?

あふれんばかりのkintoneへの愛と豊富な知識や経験を持ち、kintoneのあらゆる可能性をオープンな場で、公開・発信し続ける 個人を対象にサイボウズが公認した方です。(詳しくはこちら

こんにちは!kintone エバンジェリストの久米純矢です!

kintoneそのものの利用はサービスインしてからなので、10年以上触れてきています。また、2014年にkintone エバンジェリストを拝命しましたので、そちらではだいぶ古株になりました笑 

株式会社AISICの代表取締役をしていまして、kintoneを使いながらチームワーク醸成のための仕組み作りをするような、伴走型でのコンサルティング・システム開発をする業務を中心に事業を展開しております。また、kintoneに関する相談をお受けするスポットコンサルティングサービス「レスキュトーン」でのご支援もしております。 

kintone Café 福岡(※1)の運営をしたり、imoniCampの運営サポートをしていたり、サイボウズさんの各種イベントなどでも登壇の機会を頂戴していますので、この記事を読んでいらっしゃる方の中にも、お声かけいただいた方もいらっしゃるのではないかと思いますが、どこかの会場でお見かけいただいた際には、是非お声かけくださいませ!

(※1)kintone Café ・・・kintone ユーザー主体で運営される有志の勉強会コミュニティ(詳しくはこちら ※外部サイトに遷移します)

kintone のおすすめポイントはこの3つ

次の3点がオススメのポイントです!

システムを継続的に成長し続けられる

簡単にシステム構築できることも素晴らしいですが、システムとして成長し続けられることが大変魅力的なポイントだと思います。

業務システムにおいて、業務の変化に応じてシステムが変化できることは、とても重要なことです。むしろ、システムが素早く柔軟に変化できることで、業務の変化を励起することに繋がれば、ビジネスをググっと加速させることになれるはずです。

プロとアマが一緒にシステム開発ができる

ITに詳しくないシステム開発のアマチュアの方でも業務システムを構築できる一方で、我々のようなシステム開発のプロフェッショナルも一緒にシステム構築ができるという点が、とても面白いプロダクトだなと思っています。 

目の前で動いているkintoneアプリを元に、お客さんと議論しながら、その場でアプリそのものは構築してしまって、プログラミングしないといけない部分に関しては、後日数日間で仕上げるというような開発スタイルで、非常に楽しく、充実感を持って取り組んでいます。

コミュニケーション用の仕組みが備わっている

アプリにデータを蓄積するだけではなく、通知・レコードコメント・スペース内のスレッドなどの機能を活用することで、どのように知らせるか、どのように付加情報を加えるか、どのように労いの言葉や感謝の言葉を伝えるか、どのように会話を蓄積するか等、日常の中で私たちが何気なく行っている『コミュニケーション』をオンライン上で実現するための仕組みがちりばめられています。

チームで仕事をする上では、データそのものよりもコミュニケーションの方が重要だったりするので、パッと目立ちはしませんが、とても重要な機能だと思っています。

オススメしたい連携サービスはこれ!

私がオススメする連携サービスは、ノベルワークスさんの「Chobiit for kintone」です!

Chobiit for kintoneについて詳しくはこちら

Chobiitでできること・特徴

・kintoneの外からレコードの閲覧・登録・編集ができる
kintoneアカウントに紐づけたChobiitユーザーを発行でき、ユーザーはChobiitにログインすることで自分のアカウントに紐づいているkintoneアプリのレコードを閲覧・追加・編集・削除することができます。

・webフォームになる
ログインなしで誰でもkintone内の共有したいアプリのレコードを閲覧したり、登録することができるので、簡単なwebフォームとして利用することも可能です。

・インターフェースがkintoneっぽい
操作感がkintoneと近しいので、違和感なく使うことができます。

・1Chobiitアカウントにつき実質150円/月+従量課金のリクエスト費用で利用可能
kintoneの1アカウント(スタンダード月額1500円/1ユーザー)で、Chobiitの10アカウント分を使うことができます。
(※本記事内の料金表示はすべて【税抜】価格です)

似たようなサービスは各社からいくつか出ていますが、従量課金制のプランがあるというのがおススメポイントの1つです。ベースとなるkintone アカウント費用(1Chobiitアカウントあたり150円)+使ったリクエスト分の費用で毎月の金額が決まってくるということですね。

Chobiitを使えば kintone を更に小さく利用できる

kintoneの良さは、小さく始められることですが、Chobiitを使うことで更に小さく始められるようになります。 

全社で見ると数十個のアプリを使っていたとしても、現場レベルだと数個のアプリ(日報アプリと勤怠管理アプリだけ等)しか使っていないとか、よくあるのではないかと思います。

また、お取引先とのやり取り等においてChobiitを使うことでメールでのやり取りを止めて、kintoneだけにまとめることができるのでメールがどこかに行ってしまった問題も起きなくなります。担当者が変わった時もkintone側のアクセス権を付与しなおすことで、今まで見ることができなかった人にも見せることができ、必要に応じた情報共有をすることができます。

マイページ機能も便利!

1つのkintoneアプリのレコードの内、Chobiitアカウントに紐づいたレコードのみを絞り込んで閲覧・編集等をすることができます。

活用シチュエーションとしては、パッと思いつく感じだけでも下記の様な場面を思いつきましたが、アイデア次第でもっといろいろな使い方ができそうです。

  • 飲食店、美容室、クリニック、幼稚園、イベント会社、役所等の会員・メンバー管理が必要であり、かつ個別の会員とのやり取りが発生するような業務の場面
  • 予約受付、会報誌などの配布、営業情報(臨時休業、キャンペーン等)などの配信、会員との個別メッセージのやり取り、勤怠入力、給与情報の配布などの場面

外部への公開ビューやwebフォームとしても使える

入力条件に応じた項目の表示切替など、機能的には充実しているサービスは他社からも色々と出ていますが、webサイトでのお問い合わせフォームやイベント開催時のアンケートなど、シンプルな構造のものであればChobiitで必要十分かなと思います。

もちろん、Chobiit経由で入力されたものはkintoneのレコードとして登録されますので、社内的には通常のkintone内の情報として取り扱えますから、通知やプロセス管理等も活かした業務運営に繋げることができます。

Chobiitの利用の先に

Chobiitでは、毎月、アプリ単位、ユーザー単位での利用量が確認できるので、kintoneの月額1500円と変わらない金額になってきたのか否かが確認できます。

変わらない金額になったなぁと思った時には、kintoneのアカウントを発行しちゃえばいいのです。数個のアプリで1500円だったのが、1500円で(体感的には)無限のアプリを利用できるという可能性にシフトできるのです。 

Chobiitを使いながら、システムで入力をするということに慣れてもらってから、kintoneのアカウントを発行してしっかりと使ってもらうというのは、かなりアリだと思います。

ちなみに、Chobiitの画面はkintoneとよく似ているので、kintoneでの入力をするということになっても違和感は少ないかなとも思います。

・Chobiit for kintoneについて詳しくはこちら

おわりに

久米さん、ありがとうございました!今月のおすすめ連携サービス紹介はいかがでしたか?

kintone を更に小さくスタートでき、柔軟な情報公開・共有を可能とする Chobiit for kintone を徹底解説してくださいました!Chobiit を使いこなした先の、kintone 通常ライセンスへの切り替えポイントも非常に参考になる内容でしたね✨

今回執筆してくださった久米さんについてもっと知りたい方はぜひ、kintone エバンジェリスト公式HPのプロフィールから、発信媒体などをチェックしてみてくださいね!

▽kintone エバンジェリスト 公式HP 久米さん個人ページ
https://www.kintone-eva.cybozu.co.jp/kume-junya

それでは、来月のおすすめ記事もお楽しみに!

※本記事は2022年8月時点での内容で執筆しています。
最新の情報はkintone拡張機能ページ内から、各連携サービス詳細ページご覧ください。