kintone

元気でんき

事例から学ぶ元気でんき 様

元気でんき

【業務内容】
中古エアコン買取販売・電気設備保守点検・省エネコンサルタント
【利用用途】
データ分析、CRM、SFA、コールセンター管理
  • kintoneは会社経営の「コックピット」経営に必要な情報が可視化され今の会社の状態が一目瞭然

 元気でんき株式会社は2002年10月に設立された。現在は中古エアコン買取販売を中心に、電気設備保守点検業務や省エネコンサルタント業務を手がけている。2014年からはエアコンの買い取りと中古販売事業を始め、中古エアコン市場を創出し日本最大の事業者となった。

 個人事業の頃は紙に手書きで案件管理をしていたのが、Excelになり、Accessになり、紆余曲折を経てkintoneにたどり着く。そこからの躍進はめざましく、あらゆる経営数値をグラフ化しコックピットから計器を眺めるように会社の状況を把握。戦略の決定などに役立てているのだ。今回は同社がkintoneを導入するまでの経緯と活用事例について、代表取締役の河口エレキテル氏と執行役員の寺本雄作氏にお話を伺った。

【課題】ExcelからAccessへとシステムを移行したが、会社の
    成長スピードにシステムがついてこれなくなっていた

 2002年に電気工事会社として創業した同社は、順調に成長を遂げ、2009年には念願だった一般顧客向けの電気サポートサービスをスタート。(後に中古エアコン買取販売事業に派生)事業は順調に伸びるものの会社の成長にシステムが合わなくなっていったという。

「電気工事会社の時は、50件くらいの固定した取引先で済んでいたところ、一般顧客向けのサービスをスタートした途端、毎日のように大量の新規顧客が追加されるようになりました。また、従業員もどんどん増えたタイミングで、PCに詳しくない人も出てくると、Excelの重要な情報を消してしまうようなトラブルも発生し始めたんです。」(河口氏)

 こういった課題を解決するため、ExcelからAccessにシステムを移行してみたが、事業がさらに拡大。Accessを自前で構築していたこともあり、メンテナンスが追いつかなくなり、今後の運営に不安がでてきたという。

 また、この当時データ分析で河口氏は成功体験を覚える。今まで受注した案件を詳細に分析していみると、受注している案件のうち、1%の顧客が売り上げの23%、粗利ベースで40%を稼いでいることがわかったのだ。この1%の顧客を詳細にチェックすることで、利益向上のための新しいサービスを生み出すことができたのだ。

 河口氏はこの成功体験から、グラフでの数値分析が経営に必須だということを実感。しかし、Accessだとグラフ化の負担が大きく、もっと手軽にグラフ化できるシステムはないかと模索していたという。

代表取締役 河口エレキテル氏

執行役員 寺本雄作氏

【導入】やれること、やれないことが明確だったkintone
    そこに信頼を感じた

 そんな中、新しいシステム探しが始まるが、当初はkintone以外の別のシステムを導入したという。

「自分たちがシステムで実現したいことを列挙し、先方に伝えたところ全てできるとの返答をいただいた。だから導入を決めたのですが、実際導入したところ、”できる”と言っていたことが実は”できない”ということが発覚。何度も打ち合わせを重ねたのに・・・」(河口氏)

 納得できない点が多々あったが、いつまでもできないシステムにとどまることもできず、再度システム探しを再開。そのときに出会ったのがkintoneだったという。セミナーで出会った方が、偶然にもkintoneをベースにシステム開発を行っている会社の方で、河口氏は早速その会社とシステム導入に向けた打ち合わせを実施。計8回もの会議を重ね導入を決めたという。

「前システムの苦い思い出もあったので、導入にはかなり慎重でした。導入の決め手としては、kintoneでできることできないことを明確に提示してくれたことです。『この要望はkintoneでできます。一方こちらの要望は実現できません。でも、この実現できない要望の優先度はそこまで高くないのでは?』といったように当社の業務を深く理解いただいた上で、正直に提案いただけたのがよかったです。このシステムなら信頼をおけるのではと思い、kintoneを導入することを決めました。」(河口氏)

【効果】社員に業務を指示する際もグラフで見せると納得度が段違い
    グラフを表示したコックピットに座れば会社の情報がわかる

 kintone導入後、グラフによる経営分析にはまった河口氏は大量のグラフを作っていく。この多数のグラフを河口氏は「コックピット」と表現した。コックピットにいれば、正確な経営状況を把握できるという。グラフの元となるアプリは売上管理、商品管理、社員管理、車両管理、コールセンター管理など多方面に及び、会社の今の状況が隅々まで可視化できるようになっている。

 ユニークなアプリとしてはコールセンター管理だ。コールセンターには電話録音システムが導入されており、会話が録音されるようになっている。録音データはDropboxに保存され、ファイルリンクがkintoneに自動登録される。オペレータは対応記録をkintoneに入力し、録音データと紐付けられる仕組みにしている。これは、電話対応のトレーニングに役立ち、仲間のノウハウを共有したり、自分の話し方のクセに気がつくことができる。未経験者でも短期間でスキルアップして、電話対応のクオリティが向上するようになった。

 また、作成したグラフは経営に活用するのは勿論、社員とのコミュニケーションにも活用できるようになったという。例えば、コールセンターが人を増やしてくれという要望を出してきたとき、河口氏は受付件数のグラフをチェックする。確かに時々、平均値を大きく超えて連絡が来ているが、それ以外は通常のレベル。そこで、従業員とともに一緒にグラフを見ながらこう説明したという。

「このグラフを見ると2〜3日だけ増えているときがあるが、それ以外は通常レベル。この日のためだけに人を追加すると、その人件費をカバーするために目標とする受付件数が増え、広告などを打たなければならなくなる。そのため、オーバーしている分は取らなくていいよ。」(河口氏)

 単に命令するだけだと、社長はケチだとか、現場のことをわかってないと言われがちだが、データの説得力で納得してもらえればそんな不満も出にくくなったという。

 この他にも、様々なアプリを作成し、語り尽くせないほどkintoneを活用し倒している元気でんき株式会社。河口氏の戦略立案と寺本氏の奮迅のサポートにより、順調に成長を続けている。今後も、kintoneと共に全国の中古エアコン市場を切り開いていくことだろう。

コールセンター管理アプリ

コックピット グラフ画像

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