GARO 様の導入事例

GARO

【業務内容】
美容事業
【利用用途】
社内のコミュニケーションツール、顧客管理、在庫管理
  • 美容室オーナーの理念をアプリで共有。社員全員が一貫した考えを持てるようになり、コミュニケーションが円滑に

 GAROは2008年4月、奈良県香芝市五位堂にオープンし、2018年4月で10周年を迎えた。オーナーの藪 賀郎氏は、キャリア20年のベテラン美容師で2007年には全日本理美容技術選手権関西大会のカット部門で優勝する実績を持つ。2008年のオープン当初は、何をするにも紙で管理していたそうだが、様々な面で支障をきたすことが多く、悩んでいた藪氏。kintoneを導入することで、それらの悩みが解決し、スタッフとのコミュニケーションが大きく改善したという。

 今回は、GAROにkintoneが導入されるまでの経緯と活用シーン、導入効果などをオーナーである藪氏に伺った。
 

【課題】オーナーの想いがスタッフになかなか伝わらない
    紙の運用では限界を感じ、改善を試みるが上手くいかない

 藪氏は2008年にお店をオープンしてから、スタッフに「自分の想いが上手く伝わっていないのでは?」と課題を感じていた。

 例えば、接客方法について藪氏がお客さまのことを考え「こうしてあげればもっとお客さまに喜んで貰えるのでは?」とスタッフに伝えても、「忙しいから無理です」というコミュニケーションになってしまったという。

「もっと些細なことでは、”交代の時に挨拶や声かけをしよう”ということを伝えることさえ難しかったですね。『交代の時には”よろしく”って言ってよ』って、正直そこまで指摘するのって注意する方もしんどいですからね。」(藪氏)

 そういったコミュニケーションの課題を打破するため、藪氏は会社の理念や自身の想い、やるべきタスクなどを紙に明記してスタッフに配付することにした。しかし、紙だと紛失や印刷の手間などで現場での管理が煩雑になり、運用がうまくいかなかったという。

 そこで、店舗のホームページにスタッフ専用ページを用意し、そこに理念・やるべきタスクなどを掲載。紙からの脱却を図った。しかし、スタッフ以外の部外者でも閲覧できてしまったり、ホームページの更新作業が思いのほか負担だったりと、ホームページでの共有は頓挫してしまったという。

GAROオーナー 藪 賀郎氏

【導入】POSレジをきっかけにkintoneを導入。理念の共有を紙から
    kintoneアプリに変更したところ共有がスムーズに

 そのような課題を抱える中で、kintoneの導入が始まった。当初はPOSレジをクラウドサービスに置き換える目的で導入したという。

「最初は使い方が全然わからなくてだいぶ苦労しました。導入の時は、サイボウズのサポートに電話したのですが、ものすごく長い時間対応してくれて、結局2週間くらいかけてアプリが完成しました。途中で諦めかけたんですが、サポートの方が親切すぎて逃げられませんでした(笑)」(藪氏)


 とはいえ、完成したPOSレジアプリは現場のオペレーション負荷が高く、しばらくしてお蔵入りになったという。しかし、集中的にkintoneを使ったことで、藪氏は自分でいろいろなアプリを作れるようになっていた。そこで、毎週開催している朝会で、藪氏から会社の理念を話す際、紙を配る代わりにkintoneアプリに登録したテキストを見てもらうようにした。そうしたところ、紙のときには感じ得なかった効果を実感したという。

「朝会で理念や私の想いを共有していたのですが、紙に想いを記載して共有すると、ちょっと重く受け取られることがあるんですよね。それが、kintoneアプリ+タブレットで発信すると、もう少しライトに受け取ってもらえて、スタッフも取り組み易くなったと思います。」(藪氏)

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<朝会アプリ画面>

【効果】オーナーの想いを共有することで人間関係が改善
    様々なチャレンジができるチームになった

 kintoneを導入した効果を尋ねたところ、藪氏からは「スタッフ全員が仲良くなりました」との回答があった。業務効率の改善や時短よりも先に、人間関係の改善が大きなメリットだったという。

「kintoneを使うことで、私の想いをスタッフと共有できるようになったので、一貫した考えが社内に浸透してきました。これにより、スタッフともより深い話ができるようになったと思います。『みなさんがGAROを辞めたとしても僕や残ったスタッフとの関係はそこで終わりではなく、一個人としてのお付き合いを続けていきましょうね』といったように人との繋がりを大切にする文化みたいなものが生まれたような気がします。」(藪氏)


 また想いの共有以外でもkintoneの活用が進んでおり、スタッフの教育カリキュラムの進捗管理をkintoneアプリで行っているという。

「うちの教育カリキュラムは項目が100近くあり、ある程度練習したらテストを受ける流れとなっています。練習量も厳格に定められていて、量は時間ではなく回数で管理することにしています。『この項目なら30回練習する』といったように。そして、その回数は本人ではなく、他の人がチェックするようにしており、このチェックをkintoneアプリで行っています。」(藪氏)

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<レッスン検定アプリ画面>

アプリにすることで練習量を厳密に管理できるようになっただけでなく、練習の進捗状況がメンバー間で共有されるので、スタッフのモチベーションアップにも繋がっているという。この他にも、顧客管理、在庫管理、モデル写真の管理などにもkintoneを活用し、業務改善という側面でも大きな成果を上げている。

 そんなGAROは今年10周年を迎え、新たなチャレンジを模索している。「エイジングケアエステの新サービスをリリースする」、「働くママにフォーカスした新しい美容室をオープンさせる」、「グローバル展開(オーストラリア出店)」・・・こういったチャレンジは、スタッフと理念や想いを共有できてこそ達成できるものであり、その共有にkintoneは不可欠であると藪氏は言う。チームとして強い結束力を感じるGAROの今後の成長がとても楽しみだ。

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